人生相談

2005年9月17日
新聞等の人生相談をたまに読む事があります。

で,時々,なんだか,相談者の求める事と
回答者の答えがずれていませんか〜?
と疑問に感じる事がよくあるのよねー。

例えば,法律的専門的な回答を求められている時は
相談者と回答者のずれは,あまり感じない。

それ以外の時・・・
夫婦であれば離婚の相談だったり,
不倫の関係をどうすればよいか…とか,
ご近所・職場の人間関係の時には
アレレ…?

回答者は,専門的な方(法律家とか),あるいは著名人の方が多い。
つまり,相談してくる読者とは,世界が違う立場というのかな。
ほとんどが,高学歴・高収入の方でしょう。
そこに,相談者とのずれが出るのではないでしょうか。

夫との長年の性格不一致を悩み離婚を考える妻。
回答は
「性格の不一致では離婚は認められない…」
専門的な回答で良いのですが…
友人と旅行に行ったり
食事に行ったり
習い事をして
自分だけの時間を作りストレスを解消できるよう,
自分(妻)が変わろう…的な回答が続く…

相談者の文面は紙面の都合で担当記者が短くまとめていると思うけど,
文面を読む限り,
自営業を営み,妻自身が店番をすると書いてあることから推察すれば
社員がたくさんいる感じは受けない。
とすれば,自分の時間を作り,外に出かけて自分のためにお金をかけられる十分ゆとりのある収入が妻にあるのか?という疑問が湧くのです。

そもそも,最初から,自分に自由に使えるお金がと時間があって
ストレス解消が日常できていれば,人生相談に相談などしないように思うのは私だけかな?

時間・金銭的余裕の中
「性格の不一致で離婚したい…」という相談なら
わたしなら相談者のわがままでない〜?
と思うだろうな。

「相手が変わる事を期待せず,自分が楽しく過ごせるように考え方を変えましょう」
って,回答を
目にする事がけっこうあるけど,
自分が楽しく過ごせる時間とお金があれば苦労はないし,
わざわざ,相談なんかしないわよ〜。

公共の施設で習い事をするにしてもタダじゃないです。
モノによっては,月謝に材料費もかかる。

お金をかけずに散歩でもすれば〜と言われても
一人でいるのが好きな人はともかく
グチのひとつも言える気心のしれた友人がいたら
もっと楽しいでしょうね。
でも,必ず,誰か都合がつくとも限らない。

デパートの無料の休憩所でぼんやりする〜のも,
寂しくない?

そもそも上記も,自由に出歩く時間と出歩く事に文句を言われなければ…とい条件つき。

人生相談する場合,夫が妻の行動にうるさい…からストレスも溜まるんじゃないの?

わたしも以前,ある場所で同居の父の事を愚痴った事がありますが
やはり「自分が変わるしかない」と言われました。
ある意味,正解だけど…
自分にストレスをためずに,具体的に,どう変われっていうんだい!
と思ったものです。

具体的な回答を出せるような専門的な相談は回答しやすいでしょうが
人生についての相談…は,一般的常識的な回答でしかなく
個々の立場にたった回答は無理じゃないのかな?

自分の相談が紙面に載ったとしても,
何か違うな〜って思う人がいるような気がする。

人生の相談は,同じ立場にある人でも,
個々に微妙に内容は違うはず。
参考にして自分で答えを見つけるしかないと思う。
自分で進む道が決まった時,法律的問題が立ちはだかると思う時に
人生相談を利用するのがいいんじゃないかな。

夫婦間がうまく言っていれば,時間も,お金にも不自由はあっても
それなりに楽しい生活を維持できる。
でも,性格不一致に時間・お金もない…だから,
悩んで相談するんだよ。

相談者にストレスをためずに,気分転換できる時間とお金があるか?
という根本的な事を,
理解できない回答者に回答を求めてもムダな気がするけど。

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